テーマ:子供

会いたかった

おはようと 言えることが いつもよりうれしかった 久々に風邪を引いて 一週間 会えなかった君は 通いなれた教室なのに どこか ぎこちなかった 玉手箱をあけたみたいに 君の知らないことも ちょっぴり増えてるし 教科書のページも ちがうところに飛んでる だけど 一番知らなかったことは 君が…
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両腕の夕日

太陽が沈む頃 おさめきれない一日を 夕方の空はかかえて 明日に帰る オレンジ色のドッジボール 土煙の中を走った太陽を 両腕にかかえて 汚れたシャツのことなんか 後回しの帰り道 汗だくになって 土ぼこりで メークアップした子供たちは どんな大人たちよりも …
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無口な君が教えてくれる

ゆびさきは覚えてる たとえ話すことは苦手でも 画用紙とクレヨンを渡せば おしゃべりになれる 丁寧に並べられた木立の 淡い風の匂い 緑の隙間から零れて来る 太陽の雫 穏やかな傾斜に誘われていく 白いコンクリートの坂道 深いピンクのツツジが咲いていた …
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キッチンタイマーの戦士

ゆで卵をつくるのに 程よい時間を見計らうことが とっても苦手なママは キッチンタイマーをテーブルに置いて 別のお鍋の火をかけていた ピコン ピコン ピコン キッチンタイマーを見ると 胸に当てて変身してしまう兄弟 怪獣と戦えるのはあと僅か 沸騰星人湯ケムラー 除菌星人…
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こどもの日

飲み屋さんの一角に 小さな鯉のぼりがさしてありました 酔っ払いの父さんが忘れていった こどもへのお土産か それとも お店のご主人の粋なはからいか 定かではありません よのなかには 屋根よりも窓よりも低い 小さな鯉のぼりもたくさんあって 夜のネオンのようにいつまでも 空に登りたくても登れない 魚もたくさ…
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明日晴れたら

菜の花の 深い黄色に滲む雨です 薄明かりを曇り空に ゆるやかに放つ午後でした 明日晴れたら お散歩しようね 今まで見たことのない 雲を探しに 草笛の吹けない君の変わりに さえずる小鳥が 宙を舞う空になるでしょう 春が来るね 小川の水もざわざわと おしゃべりをやめません これから訪れる …
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結晶

初めて雪の姿を知った 凍てついた夜の日 リビングでは 赤々と音を立てて ファンヒーターが燃えていた 触れたら溶けてしまう その雪のかたちを あたたかい図鑑の上 何度も何度も ひとさし指でなぞった こんなにそばで見ていたのに 何にも知らなかった ひとつに結ばれた 雪のかたち 小さくても ちっぽ…
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まっしろ

しんしんが響き渡る 真夜中に あたらしい雪は ずっと考えていました 今夜 一晩中積もらせた思いを 一番初めに 見つけてくれるのは いったいどんな子だろう ふと目が覚めた ぐっと白んだカーテンの隙間 半分寝ぼけた両手をかけて 一気に 窓の外の世界を広げてくれるのは いったいどんな子なんだろう わく…
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ゆびおり

子供たちがゆびおり 考えているのはどんな日でしょう 冬休み クリスマス 大晦日 十二月の静かな夜は どこからともなく かすかに ゆびの音がするかもしれません それはきっと みちばたの花びらが ひらくような音のはやさ しんと耳を澄ましているうちに やがてまぶたは 夢の夜へと閉じられて やす…
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ふゆのことば

さむくなってきた ふゆは ひとのことばを うまくはなせないから さむいっていうたびに きたかぜのふく つめたいくちびるに まっしろな ふゆのことばをくれる さむいっていうたびに きたかぜのふく つめたいほっぺたに ほんのりあかい ふゆのことばを…
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じゃがいもかあちゃん

きみのあこがれのママは レースクイーンのように スレンダーなママかい きみのそばにいるママは メークイーンというより だんしゃく系の 「ママ」というより 「かあちゃん」が似合いそうな おかあさんです 絹のドレスよりも きみたちとどろんこになれる エプロンがお気楽のかあちゃん ね 今度何食べたい ね…
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おふとんかたつむり

おふとんのまま 学校に行きたくなる日は おふとんのおうちを背おって まるで かたつむり おふとんかたつむり 短い間にいろんな夢を見るよ なかなか ひらかない 重たいまぶたの中で いいことも わるいことも ギリギリのギリギリまで おふとんかたつむり どんな寒い日だって まっくらおふとんから 顔だして ぬけ…
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20センチの思い出

そろそろ おきにいりの靴も キュウキュウって泣き出した そして僕の足も イタイイタイって泣き出した 運動会でかけっこした日も 君のおかげ 全速力だった けんかして負けた雨の日は くやしくて みずたまりに いっしょに飛びこんだ あたらしい靴を 買…
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やんちゃ村の好きな君へ

いつもにぎやかな村が 今日は静かであります 熱を出したともだちが ここににいないからです 年がら年中 ともだちまつり むしまつり まつりだいこのかわりに かけっこの音 よこぶえのかわりに くちぶえの音 ここから見える シュークリームとパンの雲を おみまいにもっていけたらいいね はやくなおっ…
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ひざこぞうぶつけたこぞう

ひざこぞうぶつけたこぞう やっぱり こけた  「ばんそうこうちょうだい」っていうのも しゃくだから ほっぺたにちからをいれて なみだめのまま ふんばってる ひざこぞうぶつけたこぞう めのまえに ばんそうこうさしだしたら ぽろっとないた ないてへんわ かってにめから みずでてくんねん ひざこぞう…
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一日

さっきまで あんなに大きかった夕日が てのひらにおさまるくらいに 小さくなっている 一日は どこにでもある石ころのようでも 燃えることのわすれない星だから 僕は離れないよ 影がながくなる頃 一歩では追いこせないものが 僕たちの前に降りてくる 今日 君はとことん君らしく泣いて この星に光を与えた …
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コスモス畑のむこうから

立ちこぎの自転車の 子供たちの顔が 出たり引っ込んだり せいたかのっぽになった コスモス畑のむこうから 見える 薄紅と薄桃色の花の隙間から ペダルの音が響いてくる たけなわの秋にむかって 走ってゆく
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ぎゅうっと見つめて

今日の私から 明日の私へ バトンタッチ たちまち 今日の私は昨日の私へ 明日の私は今日の私になって たった今の私が生まれる もうすぐ運動会 校庭でリレーの練習に励んでいる 赤白帽のみんなを見ていると それはどこか 今日と明日を見ているみたいで まっしろな…
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クレヨンのみずいろに

夏休みの水辺のスケッチは 画用紙いっぱいのみずいろです 力をいれすぎておれてしまった クレヨンのみずいろの景色に 水際の光が波になって 映ります 動きます 先生、僕はこのまま この画用紙を持って帰りたいです
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長梅雨

からり! 天ぷらを揚げたような空に会いたい かあさんの揚げた夕食の夏野菜は まだもぎたての香りが残って どこか青臭い 油の跳ねる音は雨の音に似ている 跳ねるだけ跳ねたら からり! お皿の上の太陽のレモンは 真っ正直な夏空で 僕たちの食欲をぐんぐんそそるよ まだ…
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おもみ

夕方の商店街では六時のセールです おかあさんと一緒 ランドセルの鈴の音も赤く 今夜はコロッケはどうですか とんかつはどうですか ハンバーグはどうですか 肉屋さんの量りはさっきから忙しく のせられたものはつつまれて そして手渡されてゆきます 奥の奥のほうへと ただ大切にしまう夕日 あなたに育てられた も…
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花と鳥と風と月と

足もとには花 頭の上には鳥 肩のそばには風 夜になればお月さま ああおい空のまあるい星に まわるまわる 花と鳥と風と月は 春も夏も秋も冬も そばにいてくれる そばにいてくれる 水を掬う手のひらは花のかたち こんなに大きいのって 両手を広げるのは鳥の翼のかたち 口笛を吹いているのは風のかたち 夜にな…
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裸足に似合う靴

靴下をぬいで裸足になって 芝生の靴をはいてみた子供たち 夏の始まり さっきまで 打ち水のシャワーの虹がかかっていた まだ熱の止まないコンクリートの靴 やけどしちゃだめだよ 渡りきれなかった蝶が 初夏の花びらの上で見ている ころころごつごつ石ころの靴は 真夜中になると 灯されたソーラーライトの月が 星屑の靴…
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夏が生まれて来るよ

きのう なわとびをして きみが飛びこえたのは とおりすぎる春の 道だったのでしょうか きのう てつぼうをして きみがくるりと回ったのは とおりすぎる春の 空だったのでしょうか マンションのあちらこちらで 半そでのシャツが そよぎ始めています ベンチに腰かけて サイダーのあわ なんども耳を…
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ゴールデンウィーク

ゴールデンウィーク 駐車場は満車になっていた 警備員さんは あっちこっち 忙しそう 小さな小さな動物園に 通りがかりの人たちは足を運ぶ ホームセンターに隣接するペットショップ 小さな柵の向こうで 子犬が静かに寝息を立てていた やさしい顔をしてのぞきこむ人のそばに やさしい顔をしている人がい…
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青葉のむこうから

うすももいろの花びらが 風にちぎれた 春は動いている 幼い青葉のむこうから 今年はじめての 半そでの子供たちがやって来る ふかぶかと 帽子をかぶって ちぎれる花の 目の前を通り過ぎてゆく
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坂道に負けないように

坂道に負けないように 子供たちが 自転車を立ちこぎしている 上りきって 自転車を降りた向こうには 坂道に負けないくらい 長い長い道 でこぼこころころ 石ころの道 そのまたひとつ向こうには トラクターの音がしている まっ白なコンクリート ふくよかな…
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バニラエッセンスのかおり

それだけのために うまれてきたんだよ ほんと それだけのために ねえ ちいさなガラスのこびんから やさしいかおりがしてくる いつか ほおばった おやつのかおり バニラエッセンスのかおり それだけのために うまれてきたかおりが カーテンにも てんじょ…
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漢字の覚え方

空気は空の気持ちと書きます あの時 君がそう覚えて 書いたノートを眺めていたら 確かにそんな気がした そういえばこの前 空は泣いていた 雲とけんかしたのかもしれないな そういえばこの前 空はむちゃくちゃ笑っていた 雲となかなおりしたのかもしれないな 空…
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みなも

        みなもで子供が       耳をすましています       目をみはっています       きらきら って       音 なのかな       色 なのかな
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