限りなく

もうしばらくは
このままでいさせてほしいの

そんな短い会話のように
今日も春の風は吹いていた

どんなに初夏の香りがしても
今はまだ春だからって

風は深呼吸繰り返すように
止まっては吹いてた

何にもない高台から
遠くを見渡すように

何にもない青空の色の
高さに背伸びするように

限りなく日々を感じさせて
限りなく愛を感じさせて

感じたくても感じられないくらい
何にもない心のエリアまで

私は私でしかなく
そしてあなたもあなたでしかなくて

それぞれがそれぞれであることに
なんだか胸が熱くなった
あの日の真夜中の孤独

眩しい色の花が咲いている
揺れる午後の風

遠い向こう際
長い土手の
真ん中に見える階段

子供が手をつなぎ合って
ゆっくり上りつめてゆく風景

それは限りなく優しさが
続いてゆく時の流れ

誰かのために生きるのではなく
誰かと共に生きてゆきたい

限りなく限りなく
今のあなたと今の僕と今の何かと
















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