楽園の雨



窓を開けたら

霧の雨が降っていた


降っているのかいないのか

わからないくらい

こまやかな雨


名前の知らない鳥の群れが

大木の陰で

何かをついばんでいた


雨が降っていることも

気づかないみたいに

時を一心にして


私は窓を閉じることも忘れて

その鳥たちを見ていた


何気ない朝の草木に

まだ誰もいない道の上に

楽園のような静寂をそそぎこむ雨


見慣れた景色たちは

しっとりと水に包まれて

青い空気を放っている


鳥の群れは雨の中

時間を忘れて

まだ何かをついばんでいる


最近

土砂降りの雨ばかりだった

横殴りの雨ばかりだった




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この記事へのコメント

2011年07月23日 21:00
eriさん、こんばんは。

時間が止まったかのような霧のような雨って、夢見るような静寂の世界を運んできますね・・・。それが早朝の霧ならば、なおのこと楽園のようですね・・・。
2011年07月24日 17:47
ふーちゃんへ
そうなんです。あのような雨は、ものごころついて初めてのような、そんなぐらい新鮮な雨でした目を凝らして、よ~く見ると降っていた・・・そんな感じでした。霧吹きで吹き付けたような大きさの雨が、ゆっくり、ゆっくり降りてきたんです

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