平熱

 

人は小脇にいつも
何かを抱えて暮らしている

普段通りの日は
なんにも気づかないけれど

頑張りすぎて少し
疲れて寒かったりする日は

小脇に抱えていたものを
取り出しみつめて驚いたりして

君と暮らしてゆくことは
何にもない無機質な平和に
ひとはだの温みを授けてもらえること

下がりすぎることもなく
上がりすぎることもなく
ただどこまでも平熱な日々

特別じゃなくていい
ただ今を繰り返してゆけること
それが僕にとっての特別でもあるから

どこにでもありそうな
ベタなしあわせを
いつか僕たちも沢山感じられるように

確かめるために小脇に抱えたものを
壊さないように
落とさないように大切にするよ









*** MYDEAR/新作紹介欄 掲載  ***

         ありがとうございました



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