似たもの同士

憧れは鐘に似ている
夕暮れの冬の窓ガラスに
そっと息を吹きかけてなぞった

指さきは文字を描く
憧れと鐘という文字は似たもの同士

憧れはいつか誰かの手で
打ち鳴らされたい
夢のような存在ではなくて
叶えられたひとつのものとして

窓を開ければ広がる風景
鳴らない寺院の鐘

寂しそうな鐘を
冬の風が揺らしたがっている

鳴らない鐘は
誰かに鳴らされることが憧れ
溢れる想いをこの空に響かせたい

憧れと鐘は
もうすぐ夢を叶えられるだろう

もうすぐおおみそか
もうすぐ似たもの同士の夢を持つ
人々の靴音も路上に鳴り響きだす

もうすぐおおみそか
空に鳴り響くあまたの鐘の音

みんな似たもの同士
日々の胸に鳴り響く
やがて訪れる新しきものへの憧れ






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  今年も一年間ありがとうございました

2018年度のブログは、詩「似たもの同士」を持ちまして、最終とさせていただくことになりました。

交流をもってくださった皆様、そして、訪れて下さったすべての皆様に心より御礼申し上げます。


どうぞ良いお年をお迎えください

  
  

  




この記事へのコメント

2018年12月30日 07:35
eriさん、憧れは叶えられる明日でありますように。静かに、時は明日へと。POEM*ANDANTE楽しみです。これからもよろしくお願いいたします。

huko
2018年12月30日 08:16
憧れは希望、憧れと似た者同士の、鐘の音がもうすぐ聞こえてくるのですね。
希望に満ちた音を聴きながら新しい年を元気に迎えたいと思います。

eriさん、今年もありがとうございました。
2018年12月30日 09:38
詩を通して心をかよわせあうことはできるのですね。
いつもひとりよがりですが、eriさんの詩に、なるほどなるほどって、印象深くイメージをふくらませて、わたしの記事の後押しにしています。

どうぞ良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。
2018年12月31日 19:00
ふーちゃんへ

今年もあと数時間となりました。

今年もお互い、更新は不定期でしたが、そして、サークルも終了となってしまいましたが、今まで通り、相変わらず交流できたことがとても嬉しいです。一年間、大変お世話になりました。

ふーちゃんのブログも楽しみにしております。こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。
2018年12月31日 19:06
hukoさんへ

とうとう、おおみそかになりましたね。

色々あった一年でしたが、時には、hukoさんの明るく優しい言葉に癒されたこともありました。今年も変らずに交流が持てたこと、とっても嬉しく思っています。

サークルはなくなってしまいましたが、これからも相変わらず、よろしくお願いいたします。

こちらこそ、今年もどうもありがとうございました。
2018年12月31日 19:16
ひらひらと さんへ

一年もラストスパートの時を迎えることになりました。

今年も喜怒哀楽、色々な感情に遭遇した一年でした。詩を通じて心を通わせ合えることができるって、詩を書き続けるからできることでもありますよね。共通の何かがあるって楽しいですね。

ひらひらとさんの、強力な詩の持久力パワーを御裾分けしていただきつつ、私も詩を書くことを続けてゆければと思いました。

こちらこそ、来年もよろしくお願いいたします。よいお年を。

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