明日への途中

生きていてよかった
そんな言葉が
強く胸をよぎるなんて

急がなくてもいつかは必ず
誰にでも来る終わり
その一日の途中よりも

今日ここに訪れてくる
ささやかな一日の終わりのために
ただ慎ましやかに生きたいと想う

明日のことなんて誰も知らない
昨日はこんなにかなしい空だったのに
今日はこんなに空が青かったっていうことも
夕暮れがこんなに綺麗だったということも

響き続ける胸の言葉たちに
静かな終わりが来るその日まで
どんな一日の雨も風も雲も
今できる限りに受け止めてゆく

狭い階段を上り
擦れたドアを開けて
西日のあたる窓を開いて
今日も一日の終わりを迎えにゆく

広がる小さな町の風景が
見たこともないくらい
ささやかなものであるならば
もうこれ以上の一日の終わりはない

取り入れてほしがっている洗濯物たちが
暮れてゆく空の間で揺れている
明日への途中






  「MYDEAR/新作紹介・掲載」
  *どうもありがとうございました*





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この記事へのコメント

2011年06月29日 20:29
eriさん、きょうも暑い一日でした。

生きるということは、いつでも今というときしかないのかも知れませんね。いろいろな想い出がついてくるとしても・・・。

ささやかな町の暮れてゆく空の間で揺れている
洗濯物たちとeriさんの姿が、ふと見えるようです・・・。

2011年07月01日 16:47
ふーちゃんへ

今日は、蒸し蒸しとした暑さです。
弱い雨が降ったり止んだりのお天気です

生きるということについて、ふーちゃんの時間への想いが胸に響いてきました・・・。

たくさんの洗濯物は、一日を過ごしきったささやかな証。おだやかな風に吹かれると、だっこをせがむ子供のように見える夕暮れどきもあります。

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