青いパッカー車


今日も町をゆくよ
音を立てながら
青いパッカー車はゆくよ

人が暮らしてつくった
さよならの荷物を運んでくれる

風の強い日も
雨の強い日も
太陽の光が強すぎる日も

音を立てながら
青いパッカー車はゆくよ

さよなら
大きなクマのぬいぐるみ

さよなら
ぼくの自由帳の束

さよなら
ひとつ
さよなら
またひとつ

音を立てながら
青いパッカー車はゆくよ

寝ても覚めても
食べて考えても
どうしても

時折
僕たちの抱えきれなかった
さよならの荷物を運んでくれる




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この記事へのコメント

2011年04月29日 19:19
eriさん、なにげない日常の出来事を詩にしてしまうのにはいつも驚きです。
そういえば、後になってさよならの荷物に未練を感じたりした自分でした・・・。
2011年05月01日 10:13
ふーちゃんへ
おはようございます
パッカー車の停車する場所には、色々、人の暮らしているしるしがありますね。ふーちゃんがおっしゃったように、後からもう少し置いておけばよかったかなぁって思うこともありますよね。昔、目の前を通り過ぎたパッカー車の屋根の上には、巨大な幼児のヒーローのぬいぐるみが、まるで空を飛んでいるかのように積まれていて、何だか職員さんのあったかさを感じました

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